PADDLER’S EYE 湘南の今を独自取材した特集と連載

FEATURE A day in the life with BMW
サーファー・宮内謙至が巡る、ある日の湘南

湘南を代表するスタイリッシュなサーファー、ショーロクこと宮内謙至さん。
「BMW X3」を駆ってワンデイ・湘南クルージングへ。

Photos : Pero  Text : Paddler

ショーロクという愛称で、多くのロングボーダーから憧れられた宮内謙至さん。コンテストシーンでの活躍だけでなく、スタイルあふれるライディングが魅力
スタイルマスター、ショーロク

日本のサーフィン発祥の地といわれる湘南は、昔からサーファーに人気があるエリアだ。中でも藤沢市の鵠沼は、もっともメジャーなサーフポイント。海岸沿いを走る国道134号線には、数多くのサーフショップが軒を連ね、週末はもちろん平日でも、波がよければ多くのサーファーが集まってくる。数多くの才能あふれるプロサーファーを輩出してきたが、宮内謙至さんも、そのひとりだ。

プロロングボーダーとしてコンテストで活躍し、前人未到の6年連続グランドチャンピオン獲得という偉業を達成。「ショーロク」という愛称で呼ばれ、数多くのメディアに登場するスタイリッシュなライディングは、多くのロングボーダーにとっての憧れだ。今日はショーロクさんに「BMW X3」に乗ってもらい、その一日を追うことに。

現在、ショーロクさんは本鵠沼でセレクト・サーフショップ「TRIM OFF(トリムオフ)」を営んでいる。コンペティションからは退き、自分が納得いくコンテストだけに出場している。今日は、シェイパー(サーフボードのクラフトマン)にオーダーしたサーフボードを鎌倉・七里ガ浜へピックアップ。波がよければサーフィンという予定だ。

まずはショップの駐車場で、愛用のサーフボードを「BMW X3」の車内へ。後部座席を分割して倒すと、2メートル以上の長さのサーフボードがすっぽりと真ん中に収まった。ラゲッジスペースも広々で、ウエットスーツなどのギアも余裕で運ぶことができる。

「自分がクルマを選ぶ第一の条件は、サーフボードが車内に積めるかどうか。大切なボードだから、できるだけ外積みはしたくないからね」↙︎
愛用のサーフボードを「BMW X3」の車内へ。「クルマ選びの条件は中積みできること」
大型の電動パノラマ・ガラス・サンルーフ(オプション)で車内は明るくて開放的だ
鵠沼海岸商店街で幼馴染の河村礼緒(れお)さんとバッタリ。中学生からのサーフィンとスケートボード仲間だ
ホームタウン、鵠沼

店を後にして、「BMW X3」で鵠沼の街をドライブする。横浜生まれのショーロクさんだが、鵠沼とは既に32年の付き合いだ。

「中学2年から、ひたすら鵠沼に通い出して海に入り浸った。横浜からバスと小田急線に乗って、いわゆる電車サーファー。1時間以上かけて、チャリンコで行くこともあったね(笑)」

鵠沼は昔から別荘地として栄え、今も当時の街並みが色濃く残る。それだけに、道幅も狭く入り組んでいる。クルマの運転に向いているとは決して言えない。

「正直、狭い道はどうかな、と思ったんだけど、とても安全。すごく運転しやすい。ディスプレイにクルマの死角が映るし、障害物に接近しすぎると警告してくれる」

 いつもの抜け道を通って、鵠沼海岸商店街へ。昔ながらの魚屋や惣菜屋に飲食店、サーフショップが立ち並ぶ鵠沼の目抜き通りだ。途中で、ショーロクさんの知り合いとばったり。幼馴染が愛犬を散歩させていた。

「レオとは中学校からの仲間。スケートボードやサーフィンをしたり、今でも飲み仲間(笑)」

現在、河村礼緒さんは湘南で人気の建築家として活躍。商店街の一画に建築設計事務所「スタジオ・レオン」を構えている。しばしクルマを止めて立ち話。

「10代のころは、17時のチャイムが鳴ると、海の中は知っている顔ばかり。しっかりとしたコミュニティがあったね」↙︎
車両の前後方向からドライバーの死角から接近してくる歩行者やクルマを警告してくれるので、人通りが多い狭い道でも安心
建築家として活躍する河村さんは、商店街でオフィス「スタジオ・レオン」を構える
「パワーもあってスピードにも安定感があって、運転しやすい」
ショーロクさんの後輩、天谷南(はるき)さんと奥さんのかほりさんが営む「ミンナミ食堂」。炭火焼の定食メニューが人気
新メニュー、豚ロースの西京焼き定食(1250円)。店で漬け込んだ豚ロースを炭火で焼き上げた。口に入れると濃厚なうま味がじわり
車両の前後方向からドライバーの死角から接近してくる歩行者やクルマを警告してくれるので、人通りが多い狭い道でも安心
トランスミッションは8段AT。「スポーツ」「コンフォート」「エコプロ」の3種類の走行モードをチョイスできる
高級感がありながらもスポーティなドライビングシート。ドライバーを包み込むような座り心地は快適かつ安心感があふれる
「BMW X3」がすっかり気に入った様子のショーロクさん
時計の針は、もう12時に差しかかっている。途中でランチを取ろうと、ショーロクさんの後輩、天谷南(はるき)さんが営む、片瀬の「ミンナミ食堂」へ。既に店内はいっぱい、評判の店のようだ。

「はるきはオレがサーフショップのライダーをしていた時の後輩、10歳年下かな?」

「昔、ショーロクさんから、お下がりのウエットスーツをもらって、うれしかったことを覚えています。自分のウエットがあまりにもボロボロだったので、見かねたのでしょうね」

「だけど、オレは覚えてないんだよね(笑)」

サーフボードとクルマの関係

ランチを済ませ、七里ガ浜へ。海岸線を横目に、「BMW X3」を国道134号線に走らせる。週末には混み合う道だが、さすがに平日は空いている。

「すごくパワーがあるね。踏み込んでいる感じがなくても、安定したスピード感。これでエンジンは2リッター? ディーゼルだし燃費も悪くないんだろうね」

波のコンディションが気になるショーロクさん。赤信号で止まると、サイドウインドウ越しに海に目をやる。「おっ、ちょっとできそうだね」と、笑みがこぼれる。

七里ガ浜の駐車場で待っていたのはシェイパーの安藤清高さんだ。地元に店とファクトリー「HYDRO」を構えている。ショーロクさんとも長い付き合いだ。ニューボードの出来栄えに、ショーロクさんも満足そうだ。

「自分は、難しいサーフボードを乗りこなしてやるっていうのも好き。だけど、一般のサーファーは、テイクオフが早くスピードも安定して、コントロール性能がマッチしたボードが一番。例えるなら、乗りやすいシングルフィン。そんなサーフボードに乗れば、サーフィンはもっと楽しくなる。「BMW X3」もそんなクルマだね」↙︎
七里ガ浜の駐車場で、シェイパーの安藤清高さんからサーフボードをピックアップ
オーダーしたのは「BMW×TRIMOFF×HYDRO SHAPES & DESIGNS」というトリプルコラボ
流れるようなスムーズなライディング。これぞスタイルというサーフィンだ
待ちかねたようにウエットスーツに着替えて海へ。サイズは小ぶりだが、ファンウェーブ。海の上のドライブを満喫したようだ。帰路につこうとすると、駐車場をひとりの女性が歩いている。

「何やっているの?」

ウインドウ越しにショーロクさんが声をかける。鵠沼海岸のバー「ミンタル」のオーナー 、村上五十鈴さんだ。ビーチヨガをするために江ノ電に乗ってやってきたそうだ。

「いすずの店は、家から徒歩200歩(笑)。飲みの締めに、みんなでワイワイ行くことが多いね」

サーファーだけでなく、いろんな人と交われる鵠沼らしい開放的なバーだそう。帰りがてら、村上さんを送っていくことに。

いつかサーフトリップへ

ホームタウンの鵠沼に向かって「BMW X3」を走らせるショーロクさん。
「本当に鵠沼は、おもしろい街。くるもの拒まず去る者は追わずで、風通しがいいから、いろんな人種が集まる。サーファーだけでなく、楽しいキャラがいっぱいいる」

小動(こゆるぎ)を超えると、眼前には江の島と富士山がフロントウインドウに飛び込んでくる。ショーロクさんには、見慣れた景色だ。
「このクルマは本当にいいね。どこかへ遠出したくなる。「BMW X3」でサーフトリップも最高だろうね」
鵠沼のバー「ミンタル」のオーナー村上五十鈴さん。ビーチヨガをするために海に
偶然、村上さんと出会ったショーロクさん。ご近所の縁で送っていくことに
「BMW X3はサーフボードにたとえると、テイクオフが早くスピードもあって、コントロール性能がマッチしたシングルフィン。きっと、誰もが楽しめるのでは」
このストーリーに登場したモデル
ニュー BMW X3 xDrive20d(4WD/8AT)


価格:¥6,790,000〜

※価格は、税金(消費税を除く)、保険料、登録の諸費用、付属品価格等を含まない車両本体価格です。リサイクル料金が別途必要となります。
※価格は2018年5月18日現在のものです。予告なく変更することがありますので、予めご了承ください。

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PROFILE

宮内謙至(ショーロク)

1971年生まれ。プロサーファー。湘南・鵠沼海岸をベースに活躍。90年代、日本のサーフシーンにロングボードムーブメントを引き起こした。6年連続日本一という前人未踏の記録を保持。本鵠沼にショップ「TRIMOFF」を構え、現在も湘南のロングボードシーンをリードしている。