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GUIDE SPOT ヨロッコビール 逗子 | クラフトビール醸造所
逗子・久木に佇む小さな醸造所。ここで生まれるヨロッコビールは、クラフトビールの文化を地元に根付かせようと尽力する製造者、吉瀬明生さんのこだわりが詰まっている。熱・ろ過処理をせず、酵母がそのまま生きるビール。そのフレッシュさをダイレクトに味わえるのは、丁寧で繊細な製造があってのもの。また、その鮮度、地元で飲んでもらうことへのこだわりから、遠方へ大量発送をするような商売はしていない。まさに「Drink Local」のコンセプト通り、ヨロッコビールを味わうということは、逗子という土地を味わうことなのだ。 仕込みの水は地元から。イギリスとドイツの麦芽、アメリカ産のホップがベースだが、鎌倉や葉山産のホップや、季節ごとの地元の果物やスパイスなどを利用した豊富なレシピに取り組んでいる。その種類、なんと年間30~40ほど。そこに誰もが、逗子の季節の移ろいを感じ取ることだろう。 「逗子は、小さな町ですが市民活動が活発です。ビールは、イベントでは主役になれず、いつも脇役なのですが、場に溶け込みやすく、カルチャーとカルチャーを繋ぐ橋渡し役になってくれる存在なんです」 2012年創業、地元のイベントを積極的に企画、参加し、今では定番の顔となったヨロッコビール。醸造所は、瓶売りのみだが、桜山の「ビーチマフィン」内にある「ヨロッコ タップルーム」では、ディスペンサーからの生ビールを気軽に楽しめる。飲みたくなったら、いざ逗子へ。 【ボトルの写真】 限定600本で販売中の特別レシピによる黒ビール「Black Bird」。 ラベルは逗子在住のイラストレーター、Yusuke Hanaiさんによる。
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「地元でビールを生産・飲まれる環境づくりを実践し、常に新たな試みや地域を盛り上げる企画にも尽力している姿勢がいい」長島源さん
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