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GUIDE SPOT Bruny 茅ヶ崎 | スリランカ料理
サーフトリップやアーユルヴェーダ、そしてジェフリー・バワの建築でも注目を集めるスリランカ。JR茅ヶ崎駅近く、雄三通りから少し入ったところにある「Bruny(ブルーニー)」は、店主・川越麻紀さんの本場仕込みのスリランカカレーで人気を集めている店だ。
小麦粉を使わずスパイスやココナッツミルクで調理した数種類のカレーや副菜をワンプレートで食すスリランカカレー。ここでは、定番のチキン、レンズ豆のカレーに、日替わりの野菜のサンボーラ(和え物)やテルダーラ(炒め物)などが数種用意されている。ライスはバスマティ米、玄米、スリランカ赤米から選び、薄い豆のせんべいのようなパパダムが添えられる。まずはそれぞれを味わい、次に混ぜて食べれば味わいが深まり、スパイスの変化を楽しむことができる。南インドのカレーに近いイメージだが、油っぽさが少なく、また野菜だけでなく肉や魚など使われる食材が豊富なことも特徴だ。店内で供されるピンク色のお冷は、パティムガムという木を煮出したアーユルヴェーダ水。浄化や消化などの効用を持つという。
旅好きな川越さんが初の飲食店開業を決心した場所、オーストラリア・ブルーニー島に由来する店名、食において開眼させられたスリランカ。今、スリランカカレーを軸に、スパイス料理を提供するブルーニーの人気は、夜のみの営業をランチにまで拡大させるまでに至っている。夜の人気メニューは、6種のスパイスを好みで付けて食べる宮崎・地頭鶏のもも焼きや、パクチークミン麺。締めでも食べられるよう、ミニスリランカカレーも用意されている。
「おいしくて体にも良いスリランカカレーの魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい」と話す川越さんは、実は元茅ヶ崎市役所勤務。カレーだけでなく、茅ヶ崎のさまざまな話を聞くことができるのも、コージーなこの店の魅力だ。
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「締めのラーメンに代わるグッバイ・カレーを覚えた隠れ家。ここに集う人々と茅ヶ崎を語れば、あなたも茅ヶ崎通になれる。ママの作る本場仕込みのスリランカカレーは、その絶品にリピーター続出中。売り切れ御免」釈 順正さん