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AMSTERDAM WETSUITS
in CaliforniaGeneralStore
藤沢 | ウェットスーツブランド
今年20周年を迎えた「AMSTERDAM WETSUITS(アムステルダム・ウェットスーツ)」は、サンディエゴ生まれ、藤沢育ちの “Made in Japan” のウェットスーツブランドだ。創設者は、サーフカルチャーストア「CaliforniaGeneralStore」のオーナー、故・石田道朗さんと彼の親友で90年代のロングボード・リバイバルの火付け役であるカリスマサーファー、ジョエル・チューダー。
「Black is Beautiful」をテーマに、環境と人に優しい最先端の素材を利用しながら、かつてのクラシックなウェットスーツに振り返ったオールブラックのデザイン。そのカッティングは、創業時からずっと変わらないという。シンプルかつしなやかな着心地で、体のラインを美しく映し出す。メンズの胸部には、ジョエルによる「種」をモチーフにしたロゴが、レディースには、現代アーティスト、アンディー・デイビスによる「メドゥーサ」が印象的に浮かび上がる。
ショップは決してビーチから近いわけはないが、ここには西海岸で暮らした者なら誰もが懐かしく感じる古き良きカリフォルニアヴァイブがある。学生時代からハワイとカリフォルニアに暮らし、今ではカリスマと呼ばれるサーファーやアーティストたちとの親密な友好関係を日常に育んできた石田さん。彼だからこそ成せる日本における”カリフォルニア”なのだ。カリスマサーファーのアレックス・ノストやジュエルが寄せ書きをした壁、アンディーやバリー・マッギーなどによる気取らないアートの数々。映画監督のトーマス・キャンベルやミュージシャンのトミー・ゲレロとの思い出の品々やたくさんの写真……。
ライフスタイルとしてのサーフカルチャーを彼らとともに築き、カリフォルニアと日本を結びつけてきた石田道朗さん。その歴史が詰まった魅力的なウェットスーツとショップだ。
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「オールブラックラバーのウェットスーツをリバイバルさせた、サンディエゴ生まれ藤沢育ちのブランド。創立から20年経った今でも変わらないデザインがとても魅力です」
牛尾則行さん