「GARDEN HOUSE」は、“ローカル＆クラフト” がコンセプトのレストランだ。漫画家の故・横山隆一さんが使っていた築50年の旧アトリエを改装し、2012年に誕生した。鎌倉駅西口、御成町の落ち着いた街並みに溶け込むように静かに佇む。

その店名にもあるよう、店は緑が生い茂る庭に彩られている。植栽を手がけたのは、アーバンガーデナーで「SOLSO」代表の齊藤太一さん。メタセコイヤなどの針葉樹が多い “北カリフォルニア” の自然をイメージしたものだ。一角には鎌倉在住のツリーハウスクリエーター、小林崇さんの手による木造りの小屋があり、この空間に遊び心をプラスしている。

名物料理は、明治33年に創業した地元「鎌倉ハム富岡商会」のハムを使った「厚切り鎌倉ハムステーキ マスタードソース」。厚さ2cmほど、160gとボリュームがあり、脂身の甘みがじんわりと口に広がり、はちみつ入りのマスタードソースが旨味を引き立てる。さらに、もうひとつの看板が鎌倉の地ビール「鎌倉ビール」とコラボしてつくった「GARDEN ALT」。ホップの香りが強く、濃厚でいてまろやかな、個性的な味わいだ。

甘くフワッと軽い生地の「BUTTER MILK PANCAKE」も見逃せない。「レモン＆メープル」と「バナナ＆ウォルナッツ」の２種のほか（＊季節により変更あり）、モーニング限定で「ベーコン＆エッグ」（ドリンク付き）もある。休日の朝には、「モーニングサラダ」を加え、ちょっと贅沢な朝食を楽しむのもいいだろう。