CITY GUIDE THE PADDLERが紹介するとっておきのスポット
GUIDE SPOT 茶屋町路地 大磯 | 複合施設
大磯駅から徒歩すぐ。茶屋町という名の町内会がある路地裏に、どこか懐かしさを感じる複合施設がひっそりと佇む。ここは、大磯港で毎月1度催される朝市「大磯市」に参加する若い地元クリエイターの息吹が感じられる空間。 施設入口には、かつて吉田茂元首相の番記者らが通ったという居酒屋を改装した「つきやま Arts & Crafts」がある。「大磯市」に参加する約30名の作家の作品が常設され、店番は「AUI-AO Design」を主宰するグラフィックデザイナー、佐藤一樹さんを中心に作家自身が行っている。店脇の小道を奥へと進むと、中庭にギャラリー兼茶室「GALLERY お風呂場」が。2週間ごとに展示・販売が行われ、作家との出会いの場にもなっている。 その向かいには、築60年の古い建物を改装した、「大磯市」でもっとも行列ができるパン屋「Lee’s Bread」が店を構える。工房からのパンを焼くこうばしい香りが訪れる人々を引き寄せる。アメリカ人オーナーの内海リーさんが作る、レーズンを使った天然酵母のパンは、飽きのこないシンプルな味わい。隣には「茶屋町Cafe&deli」があり、中庭のテラスや2階の和室でひと息つける。大磯を訪れたら、必ず立ち寄りたいスポットだ。
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「大磯市から派生し、生まれた空間。昭和ノスタルジーを感じながらゆっくりと時間を楽しめる。Lee’s Breadのパンとカフェの紅茶で、過ごす朝を気に入っている」
原大祐さん