1000点近くのヴィンテージ北欧家具が展示された200坪もの巨大倉庫。ここには自分だけの特別を探し出す楽しさがある。フィンランドとデンマークを中心に集められた家具や照明は、ヤコブセンやアールトなどによる名作から、無名だが良質なアイテムまでの選りすぐりがそろう。１年の半分を北欧で過ごすオーナーでバイヤーの山口太郎さんが選び抜いた思い入れのある品々だ。

「talo」が一目を置かれているのは、そのセレクトのセンスはもちろん、商品を単に売るだけではなく、メンテナンスと顧客ケアに力を注ぐ姿勢だ。上陸したアイテムは殺菌・消毒され、本来の魅力を最大限引き出すリペアがなされて店頭に並ぶ。また、販売品のアフターケアは万全で、そうでないものの修理はもちろん、客が持ち込んだ家具を客自らでリペアができる工房をも備えている。

「新旧や値段、価値に関わらず、手を加えて永く使っていく。愛着の持てる家具とともに暮らすライフスタイルを提案したい」。自然と共生し、心の幸せを理解しあう北欧の人々の暮らしとモノづくりに魅了されたオーナー。北欧の暮らしで学んだ思想や文化をも伝えようとする彼の想いがこの店の魅力だ。

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