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GUIDE SPOT 大磯港・大磯市 大磯 | 港・朝市

Photos&Text:Miku Kamiura  

日本初の歴史的な海水浴場、大磯町の北浜海岸。大磯港はその西に近接し、大磯駅から徒歩でも10分程と、湘南で最もアクセスの良い港を誇る。毎月第3日曜日の朝には「さかなの朝市」が開かれ、販売時刻の前から大行列。海の男らしい漁師たちの威勢のいい声が飛び、水揚げされた鮮魚が飛ぶように売れていくのだ。

この日は、「大磯市」という朝市(夏は夜市)も同時開催される。人口3万人の町に、町内外から5千人以上、多い時には約1万人もの人がやって来る賑わいだ。会場には、明治期に吉田茂元首相がひいきにしていた老舗「大磯 井上蒲鉾店」のさつま揚げや、地元のNPO法人「大磯だいすき倶楽部」による磯汁など、大磯ならではの味が食欲をそそる。現地で販売されるビールやワインを片手に、海を眺めながら地元の美味を楽しむのもいい。

また、大磯市で人気なのは、新鮮な食材やこだわりの食品だけではない。陶芸家や彫金作家、草木染め作家など、町内にお店や工房を構える多くの若手作家の作品もしかり。今の大磯町にどんな人が集まり、どんなムーブメントが起こっているのか? その空気感が伝わってくる場所だ。

DATA

大磯港・大磯市

神奈川県中郡大磯町大磯1398-18
Tel. 0463-61-4100(大磯町産業観光課)

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「駅から少し歩いてたどり着くそこは、港という名の『公民館』。集い、遊び、交流の場であり、大磯の環境の良さを実感する場」

入川ひでとさん